エンジン不始動修理(2) [メンテ・工具]
燃料系を再チェックするため、キャブの燃料デリバリーパイプを外してポリ瓶で受けてセルを回したところ、燃料はしっかり送られていました。
なので、負圧燃料ポンプも
ストレーナも
問題なし。
バルブクリアランスも再調整しましたが、バルブが開かないほどの大ギャップでもなく、これも問題なし。
ピストン上死点を出すためにクランクを回す用にベルトカバーを開けたので
ついでにプーリーの清掃とローラーのグリスアップをしておきました。
キャブのスロー系の詰まりを疑って分解してみたものの、ピッカピカで不具合は全く見られず。
ここまで全く原因が見つからず。
こうなると、このエンジン本体に問題があることになります。
あちこち点検していて、床に緑色の濡れがあることに気付きました。
エンジンの排気系からクーラントが出ています。つまりは、燃焼室に冷却水が入っているということ。
結構な量が回っているようでクーラントのリザーバはLOWを切るほどに減っていました。
ヘッドガスケットが抜けて水穴と燃焼室が繋がったか・・・こりゃ面倒な修理になりそうです。
エンジンを降ろすべく、リア回りをストリップ。
このハンガーを外せばリアの駆動系一体を後ろへごっそり抜けそうです。