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エンジン不始動修理(3) [メンテ・工具]

不調原因がエンジン内部にあることは先ず間違いなく、冷却水の燃焼室回りはヘッドガスケット抜けだと思われるため、エンジンの腰上分解修理にかかります。
先ずはクーラントを排出。
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エンジンを降ろさず車載のままでもヘッドを外せそうなので、このままエンジンに手を入れます。
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ヘッドカバーを取り外し。
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タペットのスリッパー面は、1500~2000km毎のオイル交換が効いているのか摩耗なし。
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カバー裏のオイル焼けやスラッジも無く良い状態でした。
カムチェーンテンショナ、カム、各種ホースやチューブ、エキマニを外し、ヘッドボルトを緩めて、リアサスを片方抜いて車体を着地させてヘッドの角度を下げて、知恵の輪のようにヘッドを取り外し。
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燃焼室側を見たら、エンジン不始動の原因は一目瞭然でした。
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インレットのバルブが閉まらず片側に隙間が開いています。
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原因はバルブ曲がり。この反りよう、激しいです。
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当たり面は全周ピカピカでキレイに当たっていた様子なので、曲がったのは最近と思われます。
恐らく、ヘッドガスケットの劣化で燃焼室と水穴が繋がり、燃焼室に入った冷却水でウォーターハンマー現象でインレットバルブを叩いたんだと思われます。
ヘッドガスケットだけでなく、バルブ交換まで必要になってしまいました。


2019-06-03 20:25  nice!(1)  コメント(0) 

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