電気毛布修理(2) [メンテ・工具]
コントローラが故障した電気毛布。
温度ヒューズを入手したので、ヒューズ交換してみます。
10本も要らないんだけどなぁ・・・
ヒューズの足のハンダを吸い取って
切れた温度ヒューズを除去。
熱をかけ過ぎないように気を付けてハンダ付けし、新しい温度ヒューズを取り付けました。
温度ヒューズ交換は上手く出来たものの、スイッチオンして動作確認したところまた抵抗が真っ赤になるほど過熱して温度ヒューズが切れました。
毛布の電熱ケーブル側の抵抗値を測ったところ3芯各間に抵抗を持った導通があるので、毛布内の発熱導体の被覆がどこかで切れて短絡し、コントローラ基板に過電流が流れるようです。
毛布を剥いで導線を追っていけば故障部位を見つけられるのでしょうが、面倒だしもう心が折れました。こいつはもう廃棄。
1シーズンで故障。中華品質にはガッカリさせられること多々。
電気毛布修理(1) [メンテ・工具]
冬場の在宅勤務時、腰~足元の暖をとるために電気毛布を使っているのですが、昼食休憩をとって戻ってきたら電源が入らなくなっていました。
この手の故障は大抵の場合、温度ヒューズ切れ。離席時にコントローラーに毛布の発熱部が被さっていたか。
開けて確認するのですが、イジリ止めでしょうか「Y」型の特殊ビスです。
でもこういう時のために特殊ドライバーも持っているんだなぁ。
いじり止め、敗れたり。
コントローラーを開けました。
簡単な回路。サーミスタによる温度制御はなく、タイマーと電流一定制御のみ。
発熱抵抗2本に挟まれた白い筒が温度ヒューズ。102℃保護。
短絡などで異常電流が抵抗に流れると過熱でヒューズが切れてシャットダウンする仕組み。
温度ヒューズの導通をテスタであたったところ、抵抗値=∞(表示1は1Ωではなく∞)でオープンでした。切れてます。
同型の温度ヒューズを手配して交換してみますが、先日の通勤快速のデジタル時計のチップコンデンサ交換( https://hi-sun-kobe.blog.ss-blog.jp/2023-10-29 )といい、今季は電子工作祭りかな。
フォーサイト ブレーキランプ修理(2) [メンテ・工具]
破損していたフロントブレーキスイッチ( https://hi-sun-kobe.blog.ss-blog.jp/2023-11-23 )の代替品を入手したので取付ます。
このスイッチをブレーキレバーホルダーの下側に取り付けるだけのために、スクリーンやハンドル周りのカバー類をまた取り外し。
ネジ1本で取り付けるだけなのですが、純正部品ではない外品ゆえか、ネジを強く締めるとスイッチのケースが歪むのかスイッチのピンの動きが渋くなります。
ネジを締め切らない位置で留めて動作はしていますが、振動で緩む心配もあり。ケチらずに純正品にすれば良かった。
フォーサイト ブレーキランプ修理 [メンテ・工具]
リアブレーキOH、フロントフォークシール交換、フレーム錆の補修、フロントホイールベアリング抵抗調整、リアギアオイル交換、ドライブベルト交換、ウエイトローラー交換、トルクカムOH、タイヤ交換、これら一通りのリフレッシュメニューを施した通勤快速のフォーサイト。
復活直後にブレーキランプが点灯しなくなりました。
前後ブレーキ共に点灯しないので、ブレーキランプ系統のヒューズ切れかと思ってフロントカバー内のヒューズを点検するも正常。
ブレーキ球のフィラメント切れを疑って、テールライト下側に嵌っているソケットを抜いて
20Tの電球を点検
切れていません。
そうなるともうブレーキレバー根本のブレーキスイッチしかありません。
面倒だけど組み立て完了したハンドルとメーター周りのカバーを再度外して、リアブレーキレバー根本にアクセス。
ブレーキ配線をピンで短絡したところブレーキランプは点灯したので、配線類は正常。ゆえに原因はブレーキスイッチ。
テスタで測ったところ、スイッチONでも導通がなく接点に接触不良があることが分かりました。
スイッチケースの穴から5-56を吹き込んでスイッチをカチャカチャすること数回。導通が復活。
フロントブレーキも配線をピンで短絡したところブレーキランプは点灯。
こちらはブレーキスイッチが内部破損していて、出っ張っているはずのスイッチのピンが引っ込んだままでずっとスイッチOFFになる故障でした。修理のしようがないので分解。
過去に接触不良の改善のために吹き込んだ5-56でプラ部品が劣化して折れたのが原因のようです。
これは修復不可能、新品のスイッチを手配して取付けます。
水のトラブル、早くて安くて安心なDIY修理 [メンテ・工具]
キッチンの2レバー式の水道栓、寒くなると冷水側からポタポタと水漏れが始まりました。
どうやらバルブの金属部分が冷えて縮んでクリアランスが大きくなり水密が保てなくなる様子。
漏れる水量は知れているのですが、やはり気になるので修理します。
レバーを外して
カバーを外して
モンキーレンチをかけてタップバルブを外します。
タップバルブが嵌る部分、下の中心にある穴が水道水のIN、横の穴が蛇口側のOUTです。
タップバルブの軸は90°で全開/全閉します。
この状態が全開
この状態が全閉
ポタポタ漏れはどこが原因か分からなかったので、バルブの外周に付着していたスケール(水道水に含まれるカルシウムなどの結晶)を擦り落してみたのですが、漏れが酷くなってしまいました。
どうやら下部のパッキンが痩せて水INの穴との密着が悪くなり、水がタップバルブ外周側に回って漏れ出ている様子。
パッキンと外周下部にシールテープをひと巻き。
この状態で組んだところ、水漏れは止まりました。
ナビ タッチパネル交換 [メンテ・工具]
この車に取り付けている三菱電機製のダイヤトーンナビ・NR-MZ50
8年前に取り付けた( https://hi-sun-kobe.blog.ss-blog.jp/2015-07-23 )物ですが、最近タッチパネルの応答が極端に悪く、まともに操作が出来なくなってきたとのこと。
ナビ本体の取替を要望されたのですが、作業が大変なのでタッチパネルだけを取り換えます。
モニタOPENして、側面左右のヒンジ部分のHEXネジを外します。
モニタ裏面のフィルム配線が入っている部分の金属カバーを、フック2か所を押してロックを外しながら取り外し
コネクタのロックを起こしてフィルム配線を外して、モニタを分離します。
モニタ部の分解には、+ドライバの「00」番が必要ですが持っていなかったためホームセンターへ買いに走りました。この番手は最後の1本、買えて良かった。
精密ドライバーでは押し回しが出来ないため、ネジの頭をなめます。
背面カバーを取り外し。
ベゼルの操作ボタンとタッチパネルに繋がるフィルム配線2本をコネクタから抜いて
同軸ケーブルのコネクタを引き抜いて
液晶画面を押さえているベゼルが外れました。
タッチパネルが付いた液晶画面は基盤の背面に付いています。
タッチパネルは液晶画面に軽く貼り付けてあるだけなので、簡単に剝がすことが出来ます。
手配した新品と比べると、10年経過の物は色が黄ばんでぼやけた感じ。
新品のタッチパネルを液晶画面に貼付け、ベゼルに戻してフィルム配線2本と同軸1本を接続し、背面カバーを取り付けてモニタのタッチパネル交換は完了。
車体に戻します。
ナビ本体から出ているフィルム配線をモニタ背面のコネクタに挿してロックを倒して固定し
モニタ背面の金属カバーを取り付けて
モニタ左右上部のローラーをナビ本体左右のレールにはめて
左右のヒンジを固定(左のみ巻きばねあり)して、念のためタッチパネルの位置補正をして完了です。
画像を撮り忘れましたが、タッチパネルが新品になったことで操作性がとても良くなったのはもちろん、クリアになったことで画面の鮮明さが蘇りました。
ESP警告灯点灯修理(2) [メンテ・工具]
先日、ESP警告灯の点灯原因を突き止めたVW・POLO。( https://hi-sun-kobe.blog.ss-blog.jp/2023-09-03 )
故障しているESP-Duo Sensorを交換します。
問題のセンサは左前シート下にあり、交換のためにはシートを外す必要があるため、シートレールの固定ボルト(4本)を抜きます。
このボルト、トリプルスクエアと呼ばれる12角。
ですがこのサイズのレンチを持っていないので、6角のHEXで頑張ります。
時間はかかりましたが4本を弛めて抜き取って、シートを後ろへ避けて作業スペースを確保。
サイドシルのトリムを外して、フロアのカーペットをめくり、その下の防音マットを持ち上げた下の狭い隙間からフロアに固定されたセンサにアクセスします。
バッテリーの+端子を外し(電気系イジリの際の鉄則)て、マットの下に腕を突っ込んでブラインドで手の先の感覚のみでナット2つを外し、コネクタを外し、何とか取り出し成功。
故障したセンサは2004/11/24製造、同型式の新しい(中古だけど)センサは2005/3/21製造。最新型を使わないのには理由あり。
このセンサ、交換時には車両を専用のコンピュータに接続してコーディング(車両ECUのセンサ情報を書き換え)する必要があるのですが、同型式の場合はコーディング無しでインストールが可能なのです。なので敢えての中古品チョイス。
警告灯が点いてからずっと働いていなかったESP(スリップ防止のブレーキバランス+エンジン出力制御)
ちゃんと直って機能復活です。(赤いのはサイドブレーキを引いている際の警告灯です)
それにしても、1995年頃以降のBOSCH製品は本当に良く壊れる。単なる偶発ではなく換えても換えてもダメなこと多し。HPには信用を失うくらいならお金を失った方が良い!なんて書いてありますが、きっとそれを書いたこと忘れてるな。
ナイトホークのホークを手入れ(2) [メンテ・工具]
分離したフォークアウター内部をパーツクリーナーで洗浄して、新しいオイルシールを取付ます。
アウター内のスライドメタルにモリブデングリスを塗布し、ガイドリングをエッジがある方を上にして置いて、
オイルシールをゴムハンマーで打ち込み。
古いオイルシールを乗せて叩いて、奥まできっちり打ち込みました。
抜け止めのクリップをアウター内側の溝に取付て
ダストシールをはめ込んで防水のためリップ内部にモリブデングリスを詰めて、シール類の交換は完了。
フォークボトムのダンパー固定ボルトを締めてから
インナーチューブのトップからATFを投入。
適正量が分からなかったのでとりあえず120ccを入れましたが、この長いフォークではどうやら少なすぎる様子。CB250RSでは158cc、CBX250RS・GB250では200cc、VTR250は460ccも入るのだとか。後日また足します。
それでも整備前のフォークオイルは劣化したシールから漏れて少ししか残っていなかった上に水分を含んで乳化してグリス状になっていたので、それよりはマシにはなっているはず。
フォークを三つ又に取り付け、ブレーキキャリパとフロントフェンダーを取り付け、ベアリングとメーターギアに給脂したホイールを組んで完成。
フロントフォークの手入れ完了です。
いつまでもうちに置いておくわけにも行かないので、どなたか乗ってくれる方いらっしゃいませんか?
ナイトホークのホークを手入れ(1) [メンテ・工具]
2年前にフルレストアして嫁入りに備えていたものの、残念ながら行き遅れたNightHowk。( https://hi-sun-kobe.blog.ss-blog.jp/2021-09-27 )
フロントのフォークシールからオイル滲みがあるのでシール交換します。
ホイールを外して
あらかじめトップのキャップとボトムのダンパー固定ボルトを弛めてからフォークを抜いて
トップのキャップを外してスプリングを取り出し
ボトムのキャップボルトをロングのHEXレンチで抜いて
フロントフォークをアウターとインナーに分離。
分離したフォークアウターのダストシールをマイナスドライバー(小 1番)でこじって外します。
ダストシールを外したところ、オイルシールの上に侵入した水が溜まっていました。
これがフォーク内に侵入してフォークオイルが乳化する原因になる。
このオイルシールはフォーサイトのアウター( https://hi-sun-kobe.blog.ss-blog.jp/2023-10-22 ) と違ってプーラーを使わずともマイナスドライバー(大 3番)でこじれば外れました。
内部は腐食もなく問題なし。
インナーチューブは点錆のエクボがあるものの錆チェンジャーで黒錆化し、錆の縁にあった引っかかるカエリは処理してあるのでこのまま使用します。ダンパーにも問題なし。
排水改善 [メンテ・工具]
ガレージの角、前面の坂道道路との段差解消のためやや高くなっているのですが、排水路の配置が悪くて内側に雨水が溜まる。もう何年も前から気になっていたのですが、ほうきで掃き出すくらいでした。
(画像は排水路施工後)
ホームセンターで切削工具を見ていたところ、コンクリートやレンガのはつり用砥石を見つけたので、これは使えるかもと思い購入して試してみました。
サンダーに装着して切り進むのですが、これが回転刃が走って暴れるので難易度高し。ですが、軽くふわっと当てる術が分かると、面白いように削れる。やはり専用の工具の力は絶大。
幅と深さ+勾配を考慮した水路を掘りました。これでもう雨水が溜まることはないでしょう。