乗り出し整備 [メンテ・工具]
エンジンブローした通勤快速・フリーウェイの代替に仕入れたフォーサイト。
車両型式はフリーウェイ=MF03、フォーサイト=MF04で、エンジンも同型の進化型です。
実用にすべく乗り出し整備を実施。
先ずはざっと外観点検。
使用なりの傷や錆は多いものの、目立つ割れ欠けなどの破損なし。
前ブレーキディスクは問題なし。タイヤも7部山といったところ。
前ブレーキキャリパはCBR1000ブラックバードと同じ物。
2本繋がるブレーキホースのうち1本はリアブレーキに繋がっており、前後一緒にブレーキがかかるコンビネーションブレーキになっています。
この機構、キャリパにかかる油圧が1/2になりブレーキがソフトにしか効かないので工場長はあまり好みません。
フォーサイトの段付きシートは横ヒンジで軽く開くものの、シート高の低さゆえ、下のトランクが浅く容量がありません。
フリーウェイの半分程という感じです。もっとも、フリーウェイのトランクが他に例を見ないほど巨大なのですが。
前カウル左右にはエアスクープが。
ここから入った走行風は、ステップボード前端の外側スリットから吹き出す仕組み。
エアカーテンらしいですが、効果の程は???
ただカウルの形状が適切なのか走行風のウインドプロテクションは秀逸。足にも全く風が当たりません。
グリップヒーターもちゃんと機能しました。Hiだと熱いくらい。
先住のR1100RSにも付いていますが、こちらの方がずっと暖かいです。
エンジンは清掃された痕がありません。これまで大きな故障がなかった証拠です。
クーラントも問題なし。
オイルも汚れてはいるものの量はレベル上限まで入っていました。
チェック後、新油に交換しておきました。
リアブレーキ(左レバー)をかけてもリアのストップランプが点灯しないため、前をバラして点検。
テスタで当たって行ったところラインには電圧がきており、原因はブレーキスイッチの故障に特定出来ました。
接点復活剤を入れても復活しないので、これは部品発注して取替です。
リアキャリア上にはホンダ純正のパニアケースが。
中の赤いレバーを引くと、ワンタッチでリアキャリアから外せます。
このパニア、残念ながらヒンジ部分が切れて口が開いています。
内側にガムテープを貼ってヒンジ代わりにして凌いでいたようです。
ステンのヒンジをΦ4のタッピングビスと接着剤を併用して固定しました。
大きな故障や破損もなくエンジンも電装系も問題なし。
即実用です。
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