復活の鼓動 [メンテ・工具]
茨木の空冷VWプロショップ、CHELMさんへお邪魔しました。(アポなし突撃かつ長居、すみませんでした)
こちらのリフトには、かつての西ドイツで13台しか製作されなかったうちの貴重な1台で、友人がドイツから紆余曲折の末に引っ張ってきたVWキャディベースのキャンパーが鎮座。
エンジンルームにあったディーゼルエンジンは抜き取られ、シロッコから移植したGOLF1 GTIやGOLF1 CABLIOと同型のエンジン・5Fミッションに換装されました。
BOSCHの機械式燃料噴射装置(正確にはバキューム圧感応燃料吐出量調節装置)、K-JETRO。
エアクリーナ出口のフラップ、それに繋がるてこ棒、その先端に付く燃料の流量を調整するプランジャという単純なメカ機構で、負圧式キャブレターの負圧バルブ、ニードル、ジェットノズルを燃圧のある回路に投入したようなメカ式燃料流量制御装置。
単純機構ですが、部品精度と組立精度がとても重要なようで、内部部品の劣化で故障し分解・修理・再組立する際は大抵困難を極める。それ故に棄てられた車は星の数ほどあると思われます。このエンジンが載っていたシロッコも恐らくその1台。
その複雑怪奇なプランジャ付き燃料ディストリビュータを友人自らの手で修理組立し、先日エンジン始動に成功しているのですから驚き。
修理前は燃料の吐出量最大のままで制御出来ず、ガソリンを吹き過ぎてシリンダー内がガソリンでびしゃびしゃになり始動出来なかったのですが、修理後はちゃんとアイドリングしてブリッピングにも応答していました。つまり、バキューム圧(吸気量)に応じた燃料吐出量に調整されているということ。
執念の修理、すごいです。
ただの部品交換(現代の修理はそれが効率的で真っ当な最適解)ではなく、当時の設計思想に思いを馳せて故障部品を再生。効率は悪くとも、そこにはモノづくりのロマンがある。
エンジンがかかると先を急ぎたくなるものですが、急ぎ過ぎて「ちっ、腐ってやがる。早過ぎたんだよ」になりませんよう、この先も慎重かつご安全に。
アトレー リアブレーキ点検 [メンテ・工具]
軽四キャンパー・アトレー、制動時に前ブレーキだけでつんのめるように止まる感触あり。
サイドブレーキレバーの引き代も大きくなっているので、リアブレーキシューが減ってドラムとのクリアランスが大きいくなっていると考えて、シューの残量をチェックしました。
リアをジャッキアップして、作業側にウマをかけて固定。
サイドブレーキをリリースして作業するため、前輪には車止めをかけています。
ホイールを外してブレーキドラムと対面。
これを外すのですが、センターナットは36mmと大きく、締め付けトルクは200Nm。そんな大きなトルクレンチは持っていないので、締め付け時の目安としてシャフトとナットにポンチで合いマークをつけておきます。
弛めにかかりますが、このレンチ長のレバー比だと、レンチ端に60kgfをかけねばなりません。
実際にレンチを掴める(踏める)位置だとさらに短くなり、ナット中心から30cm位置だと65kgf近くをかけないと緩まない計算になりますが、これでは工場長がレンチに乗っても緩まない。
ゴムハンマー(大)でレンチ端をバンバン叩いて打撃の加速度で緩めました。回ったレンチでホイールボルトの山を潰さないよう、当たる部分にナットをかけて作業しました。
ナット・スプリングワッシャ・ワッシャを抜いて、サイドブレーキをリリースして、ブレーキドラムを抜き取りました。
シューはまだ新品の2/3ほど残っているので、交換はせず清掃のみ。
ブレーキドラム内に溜まった大量のブレーキダストをブレーキクリーナーで洗い流し、ブレーキシュー廻りのダストを清掃し、最後にブレーキシューとドラムのクリアランスを自動調整するラッチを緩み方向に戻してチェック終了。
バラシの逆順で、清掃と合わせ面へグリスを薄く塗布して組み立て。反対側も同様にチェックとメンテを実施しました。
タイヤを取り付け、試運転前にブレーキシューとドラムのクリアランスを自動調整するため、ブレーキペダルを深く数回ポンピングすると、踏み応えが出てクリアランスが適正に詰まったことが分かります。これで作業完了。
メンテナンス後はブレーキドラム内のダストを除去した効果かリアブレーキの利きが良くなり、制動時は後ろから引っ張られる感が出て、前につんのめる感じは軽減しました。
サイドブレーキの引き代は、サイドブレーキレバー根本のナットをワイヤ引き方向に締めて調整。
レバーを引いた際にラッチ6~7個分で引き切れる程度に調整しました。
たまには [メンテ・工具]
世界一洗車されていないポルシェを100万年ぶりに洗車。
乗り降り頻度が高くサイドサポートがくたびれていた運転席シート。
皮革用クリームで磨いてリフレッシュしました。
早くオイルセパレータの交換を完了させてドライブに引っ張り出さねば。
羽の生えたクロワッサン [小ネタ]
宝塚山本のLe Croissant へ。
店名の通りクロワッサンの他、総菜パン、サンドイッチ、菓子パン、など多数を店舗で焼いておられます。
店内にゆったりしたイートインスペースもありました。
ちょうど良い時間だったのでここでお昼を。
空飛ぶクロワッサン。
クロワッサンにパリパリチーズの羽が生えています。塩気の強いチーズとクロワッサンの中には厚切りのベーコン。
卵サラダのバゲットに、洋ナシのデニッシュとクリームチーズの甘いパン。
こういうお昼も良いな。美味しかった、ごちそうさまでした。
母の日に [小ネタ]
ベタですがカーネーションを持って実家へ。
作りたての抹茶のエクレアを頂いたので、お茶を淹れて花を愛でながら母親とオヤツの時間。
サクサクのシューにコクのある抹茶クリームで、ボリュームもあってとても美味しかった。ごちそうさまでした。
母親にも喜んでもらえました。
天竺へ [小ネタ]
悟空のお供はありませんが、天竺へ行ってきました。
三宮中山手の上海料理のお店、天竺園です。
水餃子とイカと野菜の炒めを頂きました。
肉料理ではなく海鮮にして正解。ガツンとくる北京や四川とは違った上海料理らしい優しいお味。
〆は湯麺(ラーメン)。
こちらのラーメンは黄金に輝く澄んだスープがとても美味しいのです。素麺のような極細麺と相まって、あっさりなのにとても味わい深い。久しぶりに堪能しました。ごちそうさまでした。
神戸ストラット再開 [小ネタ]
リニューアル工事が完了した神戸ポートタワー。
民間企業に運営委託してずいぶんオシャレになったと聞くので覗いてきました。
リニューアルオープン間もないこともあって休日はネット予約も取りにくい状態ですが、誕生日月の神戸市民は予約なしに1Fの窓口でチケット購入が可能、しかも半額。
入口やチケット売り場で何度も「お誕生日おめでとうございます」のお声掛けを頂いて恐縮しつつ入場。入退場者の数をコントロールしている係の方に誘導されて低層2Fのエレベーター乗り場へ。
低層1~4F、展望1F~5F+屋上の構成で、往路は低層2Fからエレベーターで一気に展望5Fへの一方通行。
展望5Fは室内展望フロアです。
ディスプレイや記念撮影エリアもあって、以前の望遠鏡と記念コイン打刻器しかなかった色気のないフロアから雰囲気は一変、華やかになっていました。
展望5Fから階段で屋上デッキへ。
ここは新設された開放的なオープンデッキです。
神戸港を真上から見渡せます。
西側にはクレーンの向こうに職場が見える。
タワーのてっぺんには今回の工事で制振装置が設置されました。
意外と小型。
階段で展望4Fへ。ここは光のアートのフロアだそうで、モーションセンサを使ったプロジェクターで面白い趣向が凝らされていました。
歩くと蹴散らされる花の道や
神戸らしくない(?)派手なネオンのトンネル。
壁にタッチすると花火が打ち上るアートもあり。
皆さん連発させたがるのが面白い。
展望3F、以前は回転するだけの展望フロアでしたが、リニューアル後はカフェバーになっており、ドリンクや軽食、夜はアルコールが頂けます。
席の数が限られているので予約優先、飛び込みだと席待ちの覚悟が要りますが、他所にはない面白い趣向なので待つ値打ちありです。
数十分かけて席がタワー内を1周するので、うっかりカウンターに飲み物を置いたままにしていると、気が付いたら「あちらのお客様からです」状態になるので要注意。
(↑冗談です。カウンターも一緒に回っています)
展望2Fはグッズショップ、展望1Fは貸しギャラリーになっていました。展望1Fからはエレベーターで下へ。低層3,4Fはレストラン、低層2Fはショップになっていました。
ポートタワー、以前は学校の遠足で神戸港めぐりのついでに行く展望塔という感じでしたが、ずいぶんとオシャレにリニューアルされていました。
民間の企画力と営業力を上手く活かした成功例だと思います。
ごはんやさんへ [小ネタ]
休日のお昼、淡河のごやんやさんキモリへ。
日本の原風景の中にある趣きのあるお店。
お庭もキレイに造られていて、ゆっくり寛げる雰囲気です。
メニューはお膳と天丼の2種から選べます。この日はお膳を頂きました。
お料理もデザートもとても美味しかった。身体に優しいごはん。ごちそうさまでした。
平日のお昼に [小ネタ]
ポートアイランドへ。
島の北部の海沿いに建つ神戸学院大学へお邪魔。
目的はここ、学内のレストラン、ジョリポー。(美しい港の意)
このレストランはポートピアホテルの運営で、シェフやスタッフもホテルから来られています。ゆえにお料理もサービスもレベルはホテルのレストランなのに、お値段は学食という素晴らしいコスパを誇るお店です。
この日のシェフのお薦めランチ、ビーフストロガノフを頂きました。
ボリュームもあってお味もホテルのレストランで食べるそれ。付いてくるパンもまたホテルで焼いたものだそうでとても美味しかった。ごちそうさまでした。
食後は少し車で走って、須磨浦へ。
ロープウェイ売店で買いたい物があったのですが、あいにくのお休みだったので、向かいのToothToothへ。
ここは海を見ながらお茶を頂けます。
この日は暑かったので苺のレモネードを頂きました。
ランチ~ティータイム、ノンビリ出来ました。
アラゴスタを求めて [小ネタ]
日生からの戻り、坂越へ寄り道。
歴史のある港町で、都市景観大賞にも選ばれた伝統的建造物群による古い町並みと通りの石畳が美しい町です。その通りには、古い建物をリノベーションしたカフェや雑貨店が並び、街歩きするのも楽しい所。
そのお店のひとつ、佐利太(サリータ)へ。
イタリアのお菓子で、バリバリザクザクのパイにたっぷりのクリームを詰めたアラゴスタが頂けます。
このバリバリ感を楽しむには購入後すぐにお店の前で頂くのが一番。クリームも美味しくて、カキオコで満腹だったのに別腹でペロッと頂きました。ごちそうさまでした。
お菓子の後はお茶を頂きたいということで、同じ通りの端の方にあるBARBERへ。
古い散髪屋をリノベーションしたかわいいカフェで、焼き菓子を作って販売されているようです。
1杯づつ丁寧にハンドドリップされたコーヒーも美味しかった。
坂越の町、いや食べ歩き、堪能しました。