ADDRESSレストア(完了) [メンテ・工具]
スカスカなフロントブレーキの修理です。
ブレーキマスターからバンジョーボルトを外してブレーキホースを取り外し。
この状態で下のキャリパー側からシリンジで引いても、真空になるばかり。つまりはホースが詰まって閉塞して空気も通らないということ。フルードが降りてこないはずです。
キャリパー側も外してホース単体にして、バンジョーの穴からクリーナーを吹き込んでも下からは全く出てこず。閉塞確定。
放置車の場合、古いフルードがゲル化して固まったり、ブレーキホースのゴムが膨潤して穴径が小さくなって塞がったりというトラブルは時々見かけます。
なのでホースと、ついでに抜け気味のブレーキマスターを取り換えます。
先ずはダメな閉塞ホースとブレーキマスターシリンダーとキャリパーを取り外し、
交換用に入手した中古良品のブレーキ一式に交換します。
交換用のキャリパーに付いていたブレーキパッドには、鳴き止めのシムが付いていなかったので、外したパッドから部品取りして取付。
ハンドルバーにマスターシリンダーを取付て、フロントカバー内を通したブレーキホースを接続。
手入れしたキャリパを取付てこちらもバンジョーボルトでホースを接続。
あとはブレーキフルードの充填とエア抜き。
ホースとキャリパ内はエアしか入っていないので、シリンジで真空引きしてフルードを引きます。
フルードが降りてきたら、通常のポンピングによるエア抜き。
ブリーディング3回でエアは抜けてブレーキレバーに充分な握り応えが出ました。
フロントブレーキの交換と整備完了。フロントカバーを戻します。
ハンドル部のメーターとヘッドライトの前後カバーを取り付けて
フロントカバーを取付て完成。
アドレスV100の路上復帰、思いの外てこずりましたが、やっと完遂です。
試走したところ、さすが2stの100cc、軽量なこともあって速い速い。フロントブレーキを直したので、思い切ってアクセルを開けられます。
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