さんごさん、治療10回目 [いぬ]
10回目の抗がん剤投与のために動物病院へ。
前回、ビンクリスチン(オンコビン)の応答が落ちていたため、今回はL-アスパラギナーゼを投与。
がん細胞へのアスパラギン酸供給を断ってアポトーシスを促す、要はがん細胞を兵糧攻めで餓死させるものですが、すぐに代替回路が出来て効かなくなると言われています。
最近、人のがん治療の治験で、代替回路に関係するオートファジーの動きを止めるクロロキンをL-アスパラギナーゼと併用すると治療効果が上がるとの報告がありました。
なので、L-アスパラギナーゼを注射で、クロロキンを服用で使用。
クロロキンは抗がん剤ではなく、よくマラリアの治療薬として使われる薬なのですが、オートファジーの不活化に着目して併剤するのが新しい観点です。
さんごさん、疲れたのか帰ってきてへたって寝てましたが、消化器系の副作用がないせいか、この後ものすごい食欲で興奮状態で、朝方まで寝てくれませんでした。