セルモーター修理 [メンテ・工具]
軽四キャンパー・アトレー(S120V)のセルモーターが、始動10回に1回くらい失敗するようになりました。
クランキングの代わりに、近くの人が飛び上がって驚くほど大きなギャーッ!!!という断末魔の叫びのようなギア鳴り。
22年物だけに、セル内部の油切れでピニオンがちゃんと飛び出していないと予想し、セルをオーバーホールしてみることにしました。
車体を上げて、下から作業。
先ずはセルの手間にあって作業の邪魔になるATのシフトケーブルを外します。
ベルハウジングに抱かせたセルに対面。
ボルト2本を外して引き抜くだけの簡単な作業なのに、狭くてレンチを振るスペースがなく苦労しました。
特にこの上側のボルトは手に目が付いていないと難しい。
マグネットスイッチのコネクタとモーター電源のケーブルを外してセルをベルハウジングから取り外し。
先端にのぞいているのが、マグネットスイッチによりテコを介してシャフト上をスライドしてせり出してリングギアと噛み合うセルのピニオンギア。
グリスも切れているし内側も汚れているので、セルを分解。
ピニオン周辺のケース内部には黒い粉状の汚れが。
アーマチュアやヨーク、ステーターは汚れていたものの、問題はありませんでした。
全て清掃してグリスアップして再組立て。
外したのと逆手順で車両に取り付けてオーバーホール完了。
ピニオンの飛び出しはかなり軽くなったので、ギャーッ!!!が解消していると良いのですが。
試しに回してみたところ、セルモーター内部の機械的な抵抗が減ったせいか、セルの音がともて小さくなりました。
2018-06-16 22:23
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