EC-02バッテリーエラーリセット [メンテ・工具]
EC-02のバッテリー、かき集めた3本中2本のマイコンにエラーがあり充電を拒否。
なんでも安全のために、製造後10年で有無を言わさず充電拒否モードに入るのだとか。
なので開腹回復手術のお仕置きです。
これが問題のコントローラ。
コネクタ接続を解いて開けてみました。
中心部はCPUではなくSRAMっぽい。FPGAで簡単な監視制御のF/Wを回しているのかな。
接続されているケーブルを見るに、3.7V×7セル直列を1ブロックとして8並列にしたものを、ブロック毎に8パラで電圧監視して充電コントロールをしているようです。どれか1ブロックに電圧異常があったら、充電器にエラー信号を送って充電を止める単純な仕組みのよう。
他に3本線が出ているので、測温抵抗体でバッテリーセルの温度を監視して加熱時には冷めるまで充電を止める制御も入っているようです。
バッテリー(+)からのターミナルを浮かせて待つこと数分。
再接続したところエラーはリセットされて、2本とも充電可能となりました。
それにしても、エンジンものと違ってエレキものは見た目で機能が分からないのでダメです。苦手。
使用したドライバは2本。
ケースには力をかけやすい左の貫通ドライバを、内部の充電部のターミナル外しには右の樹脂グリップドライバを使用。
充電部に貫通ドライバを使うと手のひらビリビリ。ビリビリで済めば良いですが、身体を通って指先から基盤に短絡したら電子部品が故障するかも知れません。
作業に適した工具選びは大事。