放浪記(2) [くるま・バイク・乗り物]
徳光PAを出て一般道を南下し、小松空港そばの航空プラザへ。
15,6年前に1度見に行ったことがありますが、その当時の展示内容は今ほどではなく、空自の倉庫のような感じでした。
外には海自のHSS-2Bと練習セスナのKM-2が青空展示されていました。
入り口入ってすぐのロビーには、故・ロック岩崎氏の愛機、ピッツS2Bが。
奥の展示エリアには展示機がぎっしり。
民間プロペラ機だけでなく空自の機体も。
T-33A練習機。
エンジンは遠心圧縮式ジェットエンジン。
排気口は現代の物に比べるとプレーンです。
隣には、F-104Jスターファイター。
パワフルで重厚な現代の戦闘機とは異なり、細長くてシャープな機体です。
その奥にはブルーインパルスの2代目、T-2。
アフターバーナー付きのターボジェットエンジンは遠心式に比べてコンパクト。
排気口もノズルが可変で複雑になっています。
このT-2、離陸時や急上昇時にアフターバーナーを焚くとスモークオイルが発火してしまい、スモークを引かない代わりに火炎を噴射しながら飛んだそうで、それも見せ場だったとか。
主脚のディスクブレーキは変形円型キャリパーの全周に小型ピストンを配した片押し式。
ディスクはベンチレート無しのドリルドロータでした。
ブルーインパルス、初代~現行までの3機を模型展示してありました。
富士T-3練習機。
エンジンフードをオープンしてありました。
プッシュロッド式OHVの空冷フラット6、クロスフローで燃料噴射式。結構ゴツいエンジンです。
2階の展示室には世界の新旧飛行機のスケールモデル展示や航空力学の学習展示や簡易シミュレータが。
中でもこの玉虫型飛行器の復元模型は、人力飛行機としての実現性はともかく、素晴らしく美しい。
懐かしいYS-11の本格的なシミュレータは順番待ちが長く、時間の関係で断念。
代わりにT-4の1番機に乗ってきました。
入場無料で、エアコンの効いた屋内施設で外の暑さとは無縁で、何より戦闘機やヘリのコックピットに座れるなどの飛行機好きには嬉しい展示内容。
次は弁当持ちだな。(展示機のすぐ横に、弁当を拡げるテーブル席コーナーまであり)