ポルシェ996クランクスピードセンサ交換 [メンテ・工具]
高知からの帰りに高速道路上でエンジン停止して( https://hi-sun-kobe.blog.ss-blog.jp/2020-02-27 )、状況から犯人と睨んだクランクスピードセンサー。( https://hi-sun-kobe.blog.ss-blog.jp/2020-03-01 )
新しい低床ガレージジャッキを入手したので交換です。
左リアを上げてホイールを外し
タイヤハウスから覗いて奥へ進みます。
敵はリアサスのマルチリンクアームの付け根と、エンジンヘッドカバー端のバリオカムの間の隙間の奥にあり。
コネクタ接続部はバリオカム部の上、エンジンとフレームの狭い隙間のエンジン側にあり。
白っぽいコネクタがそれ。
コネクタを掴んで外そうにも、どこもかしこも手が入らない所ばかり。
細いドライバーや自作のフック型外し工具を駆使して、何とか取り外しに成功。
ケーブルが抜ければ、あとはセンサ本体を外すのみ。ですがこれがまたエンジンの奥底にあって手が入らない。
T字を超エクステンション。
先端はT30のトルクスです。
この狭い隙間からアクセス。
固定ボルトが外れたので後は引き抜くのみ。
やっと取り外せました。取ったど~!って叫びたくなるくらいの達成感。
上が新、下が旧。汚れている以外は見た目に変化はありません。
外せれば、戻すのは早い(はず)。
新しいセンサを取付て
配線を狭い隙間に取りまわして、コネクタを接続して
エンジン側のコネクタ取付金具に差し込んで固定
クランクスピードセンサー交換完了です。
1時間半くらいで終わるかな?と思っていましたが、とにかく手が入らない隙間からのアクセスなのと、隙間の奥で見えない手探り作業で、中でもコネクタ探しと取付金具から外すのにとんでもなく苦労し、たっぷり3時間格闘。小部品の簡単な取替なのに大変苦労しました。
腕が傷だらけになりましたが、久々の修理作業を楽しみました。
スマートで同じセンサを交換した時は、エンジンを半下ろしにしてインタークーラーやターボパイプやスロットルを外す必要がありました。( https://hi-sun-kobe.blog.ss-blog.jp/2017-09-03 )
どちらも横綱級の難易度です。
エンジン始動。
暖気して温度が上がってもセンサがボケてエンジン停止することもなくなりました。修理成功です。
ホイール外しついでに裏側を清掃。
洗車して近くのダム湖まで試運転がてらドライブしてきました。